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「あなたのファンだから」その期待に、しっかり応えたい! 森下ベリタス歯科 松橋 絢子さん

10数年勤めた医院を辞め、2年前より森下ベリタス歯科で働いている松橋絢子さん。
新しい環境に身を置く不安を解消してくれたのは、患者さんの存在でした。
「あなたが行くなら私も行くよって。ついてきてくださった方がいたんです!」
患者さんの中で歯科衛生士がいかに大きな存在なのかを、再認識しているといいます。

患者さんと歯科衛生士が過ごす時間は誰より長い!

私、メインテナンスのときにいつもおしゃべりしすぎちゃうんですよね。この間も開始10分くらい、いろいろ盛り上がってず~っとお話していました(笑)。でも、「あぁお口も気持ちもスッキリした。またおハガキちょうだい!」と楽しそうに帰っていかれる患者さんを見ると、これも歯科衛生士にしかできない大事な役割なんだろうなって。最近はそう思うようになっています。
特に確信したのは、今の医院へ移動することが決まったときでした。患者さんを一緒に連れていくつもりはなかったので、ギリギリまで黙って最後のメインテナンスのときにご挨拶を。そうしたら、思わぬ反応が返ってきたんです。「じゃあ私もそっちへ行こうかな」とか、「あなたのファンだからついて行くよ」とか。実際に移動してからは、汗だくになりながら自転車で通って来てくださる方もいましたね。
うれしい反面、正直ビックリしました。たとえ私がいなくなったとしても、信用できるスタッフは他にもいます。それなのに、わざわざ通って来てくださるなんて……。そこでよくよく考えたとき、思い浮かんだのは時間のこと。患者さんと歯科衛生士が接する時間って、誰よりも長いじゃないですか。先生とは最初と最後に挨拶をして終わるだけのときもあるけれど、メインテナンスはじっくり1時間。歯のことはもちろん、体の変化や生活について話すこともあります。患者さんにとって、メインテナンスを担当している歯科衛生士はすごく安心できる存在なんだと改めて気づかされたんです。

「この仕事しかできない」想いが強まっています

医院を移ってからは、今まで以上に責任を感じるようになりました。せっかく信頼して通ってくれているのに、ただ“おしゃべりができる人”では意味がないですからね。
そのひとつとして変えたのは、拡大鏡の倍率です。今まで3倍のサージテルを使っていましたが、8倍でライトつきにレベルアップしました。最後臼歯遠心などのプラークがたまりやすいところはもちろんですが、意外と発見があったのが縁上。クラック、粗造な歯面、プラークの厚みなどがハッキリ見えて、「今までどこを見てたの!?」と反省しました。スケーリングする必要があるところとないところの区別がよりクリアになったので、PMTCにかける時間も短縮されています。
患者さんからは、「何をそんなにいっぱいつけてるの? 毛穴とか見ないでよ」なんて言われますね。拡大鏡をつけているからどうこうっていうのを直接言葉にしてくれるわけではないけれど、信頼感にはつながっていると思います。実際にリコールしてくださる人の数は増えていますから。
私は歯科衛生士が好きで、この仕事しかできないだろうなって漠然と考えていました。今はその気持ちが、日に日に強まっています。還暦過ぎても続けている知り合いがいるし、私もまだまだ頑張れそう! 「出会えてよかった」と思われる歯科衛生士であり続けたいです。

森下ベリタス歯科 東京都江東区森下2-1-2 Web Site
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